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読売新聞に掲載されました

2021年(令和3年)12月17日と12月24日の2回にわたり、読売新聞に 当院 公認心理師 松井 一裕 が講師で参加した「つながりキャンプ」の記事が掲載されました。


静岡新聞に掲載されました

2022年(令和4年)1月12日付 静岡新聞 News@home(ニュースアットホーム)に
当院 作業療法士 土屋会生の「ネット依存」に関するインタビュー記事が掲載されました。

静岡新聞 令和4年1月12日 ニュースアットホームへのリンクはこちらです

ネット依存症とはどんな病気?net addiction

どんな病気?

ネット依存症とは?

ネット依存症

  • インターネットやゲームに過剰にのめり込んでしまう
  • 自分でやめようと思ってもやめられない
  • ネットにつながっていないと不安になる
  • ネット・ゲームのやりすぎで健康が悪化している
  • 日常生活に支障をきたしている
  • インターネットゲームへの過度な課金

特徴

こんな症状・兆候はありませんか?

ご本人の様子
「ネット・ゲームに熱中して眠れなくなった(昼夜逆転してしまった)」
「ネットやゲームのやり過ぎが原因かもしれないってわかっているけど、学校や会社の成績が、以前より落ちてきてしまった」
「以前は趣味や友人づきあいがあったのに、最近はネットやゲームばかりしている。最初は楽しかったのに、今は義務のようにやっているけど止められない」
ご家族から見て
「朝から毎晩遅くまでネットやゲームをしている」
「食事に呼んでもネットやゲームばかりして、部屋から出てこない」
「ネットやゲームについて注意したり、スマホを取り上げるとひどく怒る」

 
 

現代社会とネット

現代社会とネット便利になった社会

通信機器の発展により、いつでも、どこでも仕事ができ、調べたいことはいつでも調べられるように、誰かとつながりを持ちたいときはいつでも、つながれるようになりました。

手にしたデバイス(パソコンやスマホ)から、スポーツや音楽、娯楽情報など、関心のある情報を探し出せる様になってきています。パソコンや通信機器によって、私たちの生活環境は以前と変化してきました。趣味や仕事をするうえでも、私たちの生活はインターネットの恩恵をずいぶん受けています。

ネットの依存性

半面、こうした通信環境の発展にともない、ネットやゲームが「手放せない」状況も生まれています。オンラインゲームを例に考えてみましょう。

ネット・スマホ向けのゲームは、無料で手軽に遊ぶことができる反面、飽きにくく何度もログインして利用してしまいやすくなっています。
無料でのゲームプレイは制限があることが多く、制限を超えてよりゲームを楽しもうとすると課金が必要となり、のめりこむことでお金を浪費しやすいのです。
また、チャット機能があることでゲーム内での交流がしやすく、現実の人間関係から離れたコミュニケーションの場が用意されているのです。

かつてのゲームと比べてみると、オンラインゲームは、最初は無料で敷居が低い代わりに、ゲームが飽きにくい工夫がなされており、依存してしまう危険があるのです。

 

かつてのゲームとオンラインゲームの特徴

かつてのゲーム オンラインゲーム
終わり(エンディング)がある 終わりがない(配信が続く限り、続く)
開始にソフト代が要る 最初は無料であることが多い
一人、あるいは複数の友人とのプレイ 通信し、多数のユーザーと交流できる(対戦・協力など様々なコミュニケーションが可能)。チャット機能がある
ゲームソフト内で完結 課金をすることでステータス(ゲームの成績や結果)の向上が見込める
自分のステータス(ゲームの結果・成果)を利用するユーザーと比較できる
続きは次回作 アップデートやイベントがある
飽きたらそこで終わる(止められる) 長時間楽しめる(止めにくい)
特徴のまとめ:初期費用がかかるが、飽きたら止められる、完結したゲーム空間 特徴のまとめ:ネットに接続され、飽きさせない工夫がされている。最初は手軽だが依存の危険がある

ネット依存の影響

ネット依存の状態になってしまうと、どのような状態になるのでしょうか。

からだへの影響

食生活の乱れや運動不足から体力の低下が起きやすく、長時間うつむいていることで、ストレートネックになってしまうなど、身体的な問題が生じます。また、画面を長時間見続けることで近眼や乱視(場合に寄っては老眼)となってしまうことがあります。

こころへの影響

ネットにのめりこみすぎてしまうことで、うつ症状が出てしまうことや、イライラしやすくなることが研究で明らかにされています。このため気力がなくなり、いつもならできることが中々できなくなるだけでなく、人に対して怒りっぽくなりやすくなるなど、その人らしさを変えてしまいます。

学業・仕事への影響

夜遅くまでパソコンやスマホを使用してしまうと、翌日の遅刻や授業中の居眠りが生じやすくなります。これが続くと、授業についていくのが難しくなり、成績が低下してしまうことや、場合によっては学校を遅刻してしまうこともあります。もっと事態が深刻になると、欠席の増加や不登校に繋がる場合もあります。また、社会人の場合は仕事中の私的なネットの閲覧から、上司に注意を受けてしまい、信頼関係にヒビが入ってしまうこともあります。

家族・周囲への影響

本人にネットから離れるように強制したり、スマホを取り上げられたことで、家族に暴言や暴力を振るってしまうこともあります。家族関係にヒビが入ってしまい、元々の関係性が崩れてしまう恐れがあります。

ルールと対応

ご家庭でネット使用のルールの決め方

  • ルールは親子で決めることに意味がある
    大人が一方的にルールを決めるものや、子ども任せにしてしまうよりも、親子でよりよい過ごし方、ネットやスマホの扱い方をともに共有することが意味を持ちます
  • ルールの取り決めにはゆっくりと落ち着いた時間をとる
     大人の決めたルールの押し付けにならないように、ともに考える姿勢が大事です
  • スマホに使える金額の上限、時間、場所やフィルタリング設定を決める
    一方的にスマホやネットをない環境を目指すよりも、きちんと上限を決めた方が現実的です
  • 決められたルールは紙に書いて、家族が確認できる場所に貼る
    一定期間後、ルールについて見直すと効果的です
  • 周りの人と協力する
    大事な試験の前などは家族にスマホを預けることや、友だちにネット以外の遊びに誘ってもらうといった周りの人と協力できると、ネットのやりすぎを防ぐことができます